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TART OPTICAL創業者、ジュリアス・タート氏

1930年代から1940年代はアメリカンオプティカル社やボシュロム社などの

 

メタルフレームが主流

 

そんな中で現れたTART OPTICAL社の

 

セルフレームのデザインは大きな衝撃を与えました

 

かの伝説の俳優、ジェームス・ディーンも

 

TART OPTICALのARNEL(アーネル)を愛用しており、

 

TART OPTICALは常にファッショントレンドの先端でした

 

 

ヴィンテージのTART OPTICAL ARNEL

 

また、TART OPTICALの眼鏡はクオリティも大変高く、

 

当時においても高級品に位置付けられていました

 

ARNEL、FDR、BRYAN、READING LIZなどは何十年も生産し続けていた

 

まさにブランドを代表するモデルです

 

ニューヨーク、マンハッタンのど真ん中に位置する自社工場にて

 

生産を行っていたことも大きな特徴です

 

現代じゃまず考えられませんね

 

そんな時代の先端を走り続けてきたTART OPTICALですが、

 

60年代後期より、安価な大量生産品に圧迫される形で、業績に暗雲が立ち込めます

 

もちろんTART OPTICALもその状況に手を打たないわけではなく、

 

その対抗策で価格帯を下げたディフュージョンラインを出します

 

ヴィンテージ市場でもたまに見かける

 

「Regency eyewear(リージェンシーアイウェア)」や

 

「BACARA(バカラ)」名義のフレームがそれです

 

当時の台紙を見ると、生産場所が

 

TART OPTICALの工場と同じ住所になっており、

 

TART OPTICALにおいて生産していたことがわかります

 

また、TART OPTICALと同じ型を使っており、

 

ARNEL、BRYAN等を「Regency eyewear」や「BACARA」でリリースしています

 

それらはテンプル内側の印字を打刻ではなくプリントで行うなど、

 

明確なコストカットが見て取れます

 

 

「TART OPTICAL」のテンプルの印字(打刻)

 

 

「Regency eyewear」のテンプル印字(プリント)

 

 

「BACARA」のテンプル印字(プリント)

 

ただ、TART OPTICAL自体は70年代で廃業したと言われるにも関わらず、

 

Regency eyewearは一部80年代に製造されたものもあるらしく、

 

そのあたりが少し謎に包まれています

 

TART OPTICALの打刻の印字の上から

 

Regency eyewearの印字を行っているものもあるようで、

 

廃業したTART OPTICALのパーツを流用したのか、とも思えます

 

その謎にさらに輪をかけるのが、

 

「SHADY CHARACTER NYC (シャディーキャラクター)」の存在

 

 

「SHADY CHARACTER NYC 」のテンプルの印字

 

 

後述する「JAMES DEAN EYEWEAR COLLECTION」のテンプル印字

 

シャディーキャラクターは1980年代にアメリカに存在した

 

ヴィンテージアイウェアショップで、自らのオリジナルブランドを作る際に、

 

「JAMES DEAN EYEWEAR COLLECTION」として、

 

TART OPTICALのARNEL、FDR等の完全復刻を試み、

 

その製造をTART OPTICALに依頼して(!)実現したと言われています

 

そうなるとTART OPTICALの厳密な廃業時期もわからなくなってくるのですが、

 

ただ、これも諸説あり、なかなか真相がわかりません

 

70年代にTART OPTICALブランドをやめたあとに、

 

OEMのような形で操業を続けていたのか、

 

あるいは工場を他者に売ったのか・・・

 

どうやらこの復刻は権利の関係で訴えられたようで、

 

短期間の製造で終わっています

 

日本にも入ってきていたらしく、当時の雑誌で紹介されたりもしています

 

その後シャディーキャラクターも廃業してしまい、

 

近年復刻した日本製のTART OPTICAL、その後のイタリア製のTART OPTICALまで

 

TART OPTICALに関するフレームは生産されていませんでした

 

そしてその近年の復刻も製造元の変更などを挟み、

 

存在自体がうやむやになっており、今では類似品も出回る事態に陥っております

 

と、ここまでがTART OPTICAL創業より現在に至るまでのおおまかな歴史です

 

 

 

 

 

そうした現状を嘆いたTART OPTICALの創業者ジュリアス・タート氏の

 

甥にあたるリチャード・タート氏により

 

今回、TART OPTICALのデザインを正当に復刻する目的で

 

創業者の名前を冠した「JULIUS TART OPTICAL」を立ち上げることとなります

 

リチャード・タート氏は血縁であることはもちろん、

 

長年に渡りTART OPTICALで働いていた関係で数多くの資料を持っており、

 

まさに正当な後継と言える人物でしょう

 

なお、今回の復刻は当時のTART OPTICALのクオリティに敬意を込めて

 

日本製にて生産しております

 

デザイン、クオリティどちらも大変満足頂けるものかと思います

​・はじめに

このページでは「JULIUS TART OPTICAL」の前身となる「TART OPTICAL」の歴史について説明していきます。資料が少ないために執筆者の間違いなどもあるかもしれませんが、そこはある程度暖かい目で見て頂けると助かります。

​・TART OPTICALの誕生

TART OPTICAL ENTERPRISE社(以降、TART OPTICAL)は1948年にジュリアス・タート氏によってニューヨークで創業された眼鏡ブランドです。

TART OPTICAL創業者、ジュリアス・タート氏